桝武志(ますたけし)の
「教科書には載っていない算数」   



1:『正十二角形(Dodecagon)の面積1』

1辺の長さが「a」の正十二角形の面積「S」を求めなさい。


考え方と証明

正十二角形がどのような図形なのかを考えると、容易に求められます。
まず、1辺が「a」の正三角形を考えます。


次にその正三角形を傾けて、正六角形を作ります。



正六角形が正三角形6個で出来上がっていることを確認しましょう。
続いて、正六角形の各点から隣接する各辺と直角になるように、辺と同じ長さ「a」の線を引きます。
線は全部で12本引くことになります。


12本の線の頂点を結ぶと、一辺が「a」の正十二角形が出来ます。


正十二角形は、一辺が「a」の正方形が6個と正三角形が12個で出来上がっていることがわかります。



よって、1辺の長さが「a」の正十二角形の面積「S」は、


となります。

ex)a=2の時、S≒44.78


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