桝武志(ますたけし)の
「教科書には載っていない算数」   



3:『カケラから求める円の面積』

一本の直線で円を切ったカケラ1つから元円の面積「S」を求めなさい。
 注1)ただし、カケラの面積は円の面積の半分以下とします
 注2)カケラの直線部分の長さを「m」、mを底辺としたときの高さを「h」、円周率はπ(パイ)とすること。

考え方と証明

まず、次の元円を想定します。


適当に直線でカットします。


「m」と「h」は次の様になります。


下図の様に円と直線の接点をそれぞれA、B、また円の中心をOとします。
Oから線分ABに垂線を引き、その延長と円の交点をCとし、ABとCOの交点をDとします。
円の半径は「r」とします。



よって、このカケラの元の円の面積「S」は、


となります。

ex)m=20、h=2の場合、
S≒(400/16+1)^2×3.14=2122.64


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